2018年第38週(09/17-09/23)にネットで公開された仕事リストです

22日は水戸芸術館で観劇。ひたちなか海浜鉄道の歩みを舞台化した『海辺の鉄道の話』でした。実際の出来事がテーマだし、その辺のニュースは追いかけていたつもりなので、いまさら舞台になったところで感動なんて……と思ったけど、アレおかしいな目から汗が。余所者の私ですらこうですから、観客が感極まるのは当然ですね。もうね、中盤から、おじいちゃんたちのすすり泣く声がずっと聞こえてんの。とくに3.11のあたりからね。観客席の反応を知ってまた感動するというね。

最後も事実と同じく、希望で締めくくりました。うまいねぇ。舞台にはプラレールで作った路線が再現されています。左側に勝田、右側に那珂湊。その手前には那珂川もちゃんとある。那珂湊から奥へカーブして阿字ヶ浦まで。エピソードに合わせて、駅の位置でお芝居するんですよ。これおもしろいなと思ったら、最後にこの線路が延びて大団円。そうか、この単線が伏線だったのか……(うまいこと言ったつもり)。

23日はツーリズムエキスポジャパン。ネタ探しです。月刊文春の連載は全国都道府県を網羅するつもりなので、各地域が一堂に会してアピールする場は参考になります。東京編をどうしようかと思ってるんですけど、今回、葛飾区が単独でブースを出して頑張ってました。柴又の寅さん。ああ、寅さん良いな。全国的に知名度あるし、読者層にも合う感じ。

有明パークビルに停める→公衆便所に寄る→ビッグサイト→公衆便所に寄る→有明パークビルのマクドナルドで飯→駐車場。これが定番コースになってきた。そろそろ有明パークビルパーキングの回数券を買ったほうがいいな。あっちこっちのブースでパンフレットを集めて、久々に大きな袋をもらって肩が重い。やっぱりクルマで来て良かったと思う鉄道ライターでした……。

24日は寺島令子先生のお招きでうどん会へ。うどんがゆであがり、料理もそろった頃にお邪魔して、サッと食べて会費を払って退散しようと思ったんだけど、初めてうどん作りに参加したら面白かった。おいしい強力粉もいただいて帰り、うちでも作ってみるか。麺棒を買わなきゃとカーチャンに言ったら、ウチにありましたよ立派な麺棒が(笑)。いままでナニに使ってたんですかソレ。というわけで、正月はウチでうどんハーティの予定。

「スーパーひたち」をリニューアル 「伊豆クレイル」が女性をターゲットにする理由 | 文春オンライン
遊びの量と質は可処分所得と可処分時間のかけ算で決まります。必然的にレジャー産業のメインターゲットは女性です。そのキホンに正直な列車が「伊豆クレイル」。やっと鉄道業界はキホンに気づきました。本当はもっと前、「一枚のきっぷから」キャンペーンとアンノン族の時代を振り返ればわかることなんですけどね。伊豆クレイルのお客さんは元アンノン族世代です。JR東日本の担当者さんに「狙い通りでしたね」と言ったら「アンノン族ってなんですか」と言われてしまいました。とっくに死語だった。

大人気SL「きかんしゃトーマス号」、チケット取れなくても諦めないで! – トクバイニュース
ワタシが本格的に鉄道ライターとして活動するきっかけがマイナビニュース。鉄道チャンネルの立ち上げでした。その時に起用してくださった方が、現在、トクバイニュースの編集長さんです。感謝の気持ちを込めて寄稿しました。

第670回:朝の盆地 – 姫新線 新見~中国勝山 - ~ Webコラムマガジン「のらり」■新・汽車旅日記~平成ニッポン、いい日々旅立ち
2016年12月の旅日記。汽車旅を趣味にしたおかげで、ご縁のない、思いがけない街に泊まります。新見もそんな街のひとつ。中国山地の朝の旅です。

自動運転路線バス、試乗してがっかりした理由 (1/5) – ITmedia ビジネスオンライン
ネガティブなタイトルのおかげでよく読まれたようです。もうすこし希望のある締めくくりにもできたなあ。たとえば「自動運転だけど無人にしない」という選択もアリです。ディズニーリゾートラインみたいにアテンダントを乗せるとかね。二種免許がいらないから雇用しやすいし、高齢者でも務まる。いずれにしても自動運転は進化していくでしょうから、ここから、どのくらいのスピードで実用化までたどり着くか楽しみ。たぶん、数年後にこの記事を読み返すとジワジワ来ると思います。

鉄道ニュース週報(139) 山手線に1カ所だけの踏切がなくなる!? 自動運転の布石か | マイナビニュース
山手線と東海道新幹線の踏切は定番トリビアなんですけど、山手線の踏切は廃止の方向のようです。報道から掘り下げて、付近の道路計画、JR東日本の自動運転などの要素をちりばめました。

鉄道トリビア(474) ディーゼルカーと気動車は同じ意味ではない – 過去には蒸気動車も | マイナビニュース
蒸気気動車、乗ってみたいなあ。でも暑いだろうなあ。

2018年第37週(09/10-09/16)に,ネットで公開された仕事リストです

16日にJR東海浜松工場で開催された見学イベント「新幹線なるほど発見デー」に行きました。主な目的は「浜工新幹線」。東京発、浜松工場構内直通列車です。浜松駅の先の引き上げ線に入り、折り返して本線から分岐、整備工場へ向かう線路を走ります。ふだん乗れない線路に乗る。ワクワクしますねぇコレ。東海道新幹線唯一の踏切を通過。車内から踏切の様子を眺めます。大勢の見物人さんと目が合っちゃう。

場内は大混雑で、ドクターイエローの車内見学などやりたかったけど整理券配布が長蛇の列であきらめた。2時間とか3時間とか並べないよ。新型車両N700Sの車体とロゴを撮って満足。いや、もう浜工新幹線で一つ目の目的は終わった。帰りは踏切を通過する東京行きの浜工新幹線を見物。しかし、帰りのバスが大渋滞したせいで、ツアーチケットで指定されていた「こだま」に乗り遅れた。

指定席じゃないよ自由席だよ。なんで列車指定なのよ……。JR東海ツアーの窓口で相談したけど、振り替えは不可とのこと(泣)。もっと遅い列車を指定すれば良かったなあ。あらためてきっぷを買って帰ってきた。初めてスマートEXを使い、ICカードで改札通過。便利ですねこれ。こだまに乗り遅れたけど、ひかりに乗れたので予定より早く家に着いた(笑)。これで良しとしよう。

来年は帰路の浜工新幹線に乗りたいな。浜松駅下り場内線に乗りたい。

鉄道ニュース週報(138) 『A列車で行こう9 Version5.0 ファイナル』発売、新機能と新マップ | マイナビニュース
先々週のニュースネタとしては大雨とか北海道地震のほうが重いんだけど、趣味的に扱うのもどうかと思い、発売されたゲームと自分が作ったマップを自分で解説。どんなマップを作ったか、アートディンクさんが紹介動画を作って下さいました。

Windows「A列車で行こう9 Version5.0 」新機能紹介:番外編 ~A列車紀行~ – YouTube

鉄道トリビア(473) 大手私鉄第2位の路線網、東武鉄道の山岳トンネルは1カ所だけ | マイナビニュース
あれだけ広い路線網なのにトンネルはひとつだけってすごいよね。しかもそのトンネルだって、ある事情がなければ切り崩せた。トンネルゼロ路線になれたのに。

「はやて」はいま 東北新幹線の絶滅危惧列車、存在価値は何か? | 乗りものニュース
月光仮面の主題歌を絡めようと思ったけど、JASRACあたりがめんどくさそうなので(笑)

「アクセス鉄道」空港の次は地方の港に熱視線 | 特急・観光列車 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
炎天下の秋田取材をまくらに、クルーズ船アクセス列車の可能性を探ります。前回のねとらぼとコレで、交通費のモトは取れたかな。もともと仕事抜きで見物するつもりだったので、お仕事に使わせていただいてありがたいです。

月刊文藝春秋 2018年10月号

乗り鉄うまい旅14(銚子電鉄×海鮮丼)を書きました。

2018年第36週(09/03-09/09)に公開された仕事リストです

6日は小田急グループの自動運転を取材。公道で営業するバスです。思っていたような自動運転ではなかった。期待が大きすぎたかな。でも、世の中の自動運転に対する印象はワタシと同じような期待感だと思うんですよね。はやる気持ちはわかるけど、理想の実現には課題が多そう。

7日、8日は門司港レトロラインの取材。台風クラスの暴風雨に見舞われました。「電車に乗って、おいしいものを食べて、気楽な取材だなあ」と思われそうですし、ワタシも実際はそう思ってたんですけど、この1年、取材時はほとんど雨。晴れると酷暑で、食事取材の店までヤブを掻き分けて山登りとか。きれいな誌面作りの裏ではヒーヒー言ってるなあ(笑)

8日に門司港トロッコ応援団さんにお目に掛り、レトロラインを企画した北九州市の方にご挨拶。北九州市の担当者さん、実はワタシのブログをお仕事の参考にしていらしたそうで、するってーと、レトロラインの立ち上げにワタシも間接的に貢献していたんだ……と初めて知りました。びっくりです。すごく嬉しい出来事でした。

第669回:夜も閑散区間 – 芸備線 三次~備中神代~新見 - Webコラムマガジン「のらり」■新・汽車旅日記~平成ニッポン、いい日々旅立ち
翌日のために新見泊。三次から芸備線に乗って中国地方を横断します。

鉄道トリビア(472) 都電荒川線「東京さくらトラム」に延伸構想があった | マイナビニュース
ちらっと聞いた話を調べてみたら、どうも立ち消えになりそうな予感。

鉄道ニュース週報(137) 蒸気機関車に転機 – 真岡鐵道の減車報道、野辺山SLランド閉園など | マイナビニュース
蒸気機関車の厄年といえそうです。

「運休」「復旧」の判断とは? 災害と鉄道、そのとき現場は…… (1/5) – ITmedia ビジネスオンライン
今回はえちぜん鉄道のI取締役にお伺いした内容で構成しました。深夜まで修正作業にお付き合いいただきましてありがとうございました。イラストレーターの鈴木周作さんにご紹介いただきました。鈴木さんありがとうです!

A列車で行こう9 Version5.0 ファイナルエディション



9月6日に無事発売されました。北海道の地震の日です。たいへんなときに買っていただいた皆様、ありがとうございます。

ゲームマップの再現マップ6本を担当しました。各マップについてはあらためてすぎやまの日々 | フリーライター杉山淳一のブログに書こうと思います。いつになるかわからないけど(笑)。

こっそり、経緯を紹介しますね。

【2018年第35週(08/27-09/02)にネットメディアで公開された仕事リストです】

eスポーツライターをリタイヤして10年以上も経ちました。私が最初にオンラインゲームの競技を知った年は1999年ごろの東京ゲームショウ。メーカーのブースもない寂しいところ。イベントステージと休憩スペースの間みたいなところで、バトルトップドットコムが『Quake』の 1 on 1 イベントをやってた。WCGC(WorldCyberGames challenge) だ。優勝したら韓国の大会に招待された。

もうよく覚えてないんだけど、ROCKDOGGとBRSRKの試合じゃなかったかなあ。KRVかKAFだったかもしれない。ネットで探したら、もう当時の情報はないんだよね。唯一の手がかりが、2001年4月に書いた私のコラム。ああ、やっぱり1人はBRSRKだった。
デジタル時事放談

ゲームを真剣に競技するって考え方が斬新で、当時寄稿していたネットゲーム専門誌、オンラインブレイヤーという雑誌に電話して、誰か取材してるかと聞いたらノーマーク。なんでよ、オンラインゲームの革命的事件だよ、と話したけど興味なさげ。

仕方ないから連載コラムで書いた。まだeスポーツライターは名乗ってなかった。この当時、すでにNHKは韓国のプロゲーマーを扱ったドキュメンタリーを放送していたし、それを見た日本のゲームライター西尾ゆきさんがプロゲーマーの記事を書いていたなんだけど、まだ私は知らなかった。

その後、2001年にWCG2001がありました。サムスングループが社運をかけた大会で、日本のメディアも招待された。オンラインプレーヤー編集部がワタシに枠をくれました。それからしばらく、オンラインゲームのオフライン大会のレポートを書き、WCG取材で渡航して複数のメディアに記事を書いた。

以前のアジア大会でEスポーツが開催されると知ったときは、仲間たちと電通へ行き、ワタシはJOC(体協)へ交渉しに行き……と頑張ったんだけど、日本のEスポーツは盛り上がらず。Eスポーツライターとしての仕事はなく、ちゃんと取材しようと思えば海外大会になってしまい、こりゃ個人でやるのは無理だな……とリタイヤ。

現在、日本でもようやくEスポーツが盛り上がってきました。あの頃、ワタシと同じようにEスポーツに魅力と可能性を感じ、諦めずに頑張ってきた人々がやっと認められてきそうで、本当に良かったと思います。ただ、ワタシが望んでいたEスポーツ文化とはちょっと違うな。その理想はもっと先にあるのかな、なんて思っています。ま、リタイヤしちゃった側から水をかけるのも良くないので、いまはただただ応援しております。

鉄道好き芸人・吉川正洋「鉄道ひとり旅」シリーズを語る(1) 京都丹後鉄道の旅を振り返る – レア車両とも遭遇 | マイナビニュース
送稿してから掲載されるまで時間がかかりました。吉川さんの話が面白くて、聞き流すところがなく、録音起こしに時間がかかった上に、掲載される気配もなかったから、こりゃボツになったかと思った(笑)。

祝・運転再開 西日本豪雨から復旧した錦川鉄道を「楽しく」支援 | 文春オンライン
月刊文藝春秋でカットした「きらら夢トンネル」をオンラインで大きく掲載。印刷よりもモニターで見るほうがきれいです。とことこトレインメインの文章になっている理由は、平成30年7月豪雨で鉄道線が不通になってしまったから。運行再開が決まり、復旧日のタイミングで出しましょう、と約1週間遅れで掲載されました。

鉄道ニュース週報(136) 東武鉄道、JR新宿駅から「日光夜行号」夜行列車の新方式になる!? | マイナビニュース
JRの夜行列車としては久々の新設なんですよねー(笑)

鉄道トリビア(471) 東京メトロ半蔵門線、東京の地下鉄全路線に1回で乗り換えられる | マイナビニュース
企画段階では「都営新宿線は、地下鉄銀座線以外のすべての地下鉄と乗り換えできる」だったんです。でも、ほかはどうだろうとマトリクス表を作ったら、半蔵門線はパーフェクトでした。

第668回:レールとススキが光る道 – 芸備線 備後落合~三次 – Webコラムマガジン「のらり」■新・汽車旅日記~平成ニッポン、いい日々旅立ち
久々の未乗区間。春に土砂流入で乗れなかった芸備線にリベンジ。